ブラインドアスリート佐藤誠喜

20代半、突然発症した原因不明の病気によって、私は光を失い盲目となりました。今 は砲丸投げのアスリートとして、2024年に開催されるパリパラリンピック出場を目標 に頑張っています!!

メディア出演と同じ

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こんばんは。

今週日曜にヤンマースタジアム長居で開催された’第30回日本パラ陸上競技選手権’
の写真をアップします。

フォームはサイドステップです。

このフォームを取入れてからまだ3週間くらいです。

自分で言うのもなんですが、まだ身に着いていない中、自己新が出たことは今後の励
みになります。

競技中は、アイマスクをしていますが、マスクの中は更にアイパッチ(貼る眼帯)を
しているんですよ。

全盲選手は、ルール上二重の目隠しをしないといけず、アイパッチは競技役員の目の
前で貼り、更にアイマスクが透けて見えないかもチェックされます。

汗等を拭く時は、役員に許可を得てからアイマスクを外さないといけないんですよ。

目隠しは召集所で付け、競技が終わって退場し、陸上トラックの外に出まで外しては
いけません。

まだ今回は涼しかったので支障はありませんでしたが、天気も良く気温も上がると汗
もかき、目の周りや瞼が痒くなるんですよ。


話は変わりますが、マラソン解説等で有名な増田明美さんが、昨年より日本パラ陸上
競技連盟会長に就任しました。

増田さんは、競技中も種目の説明や選手の紹介を会場のアナウンスで一生懸命話して
いました。

競技終了後は、競技場ロビーでいろんな選手と話していました。

僕も少し遅めの昼食を取り、ロビー受付に記録証をもらいに行った時に話しかけられ
ました。

僕は高田千明選手と行動を共にしていて、増田さんが高田選手と話していたので、端
に寄っていました。

高田選手はリオパラにも出場しており、有名選手で増田さんとも面識があるので話し
ているんだろうと思っていました。

「自分は話できないだろう」と思っていたら、増田さんの方から近づき声をかけてく
れました。

隣にいた僕のガイドが気をきかせ、僕の記録証を増田さんの方に向けたので、名前・競技種目も知り、いろいろ話かけてくれました。

TV等のメディアに出ている増田さんと語り口調や雰囲気も変わらないんですね。

他にも周りにいた選手に分け隔てなく話しかけてました。

ぼくみたいな無名選手にも積極的に声をかけてくれたことは凄く嬉しかったし、今後
の協議への励みにもなりました。

増田さん、ありがとうございました。